第13回大会受賞作品

中高生部門受賞作品
誇る街の田んぼを疾走
かいせい(大阪府)
<応募者コメント>
僕が住む街のこれからも残したい見たい風景です。

<審査員コメント>
背景に映る古民家の静けさと、田んぼの中を水しぶきを上げながら走る子どもたちの躍動感との対比が非常に素晴らしい構図でした。
この光景をいつまでも日本に残したいと思える作品です。
悠々
李珠(神奈川県)
<応募者コメント>
自然が目の前に広がり、昔の暮らしに思いを巡らせる時間はその場所だけ時間の流れがゆっくりに感じた。
自然と人との穏やかな空間が感じられる一枚。

<審査員コメント>
古民家の重厚さをうまく捉えた作品です。
床板に反射する光が室内を明るく照らしており、薄暗くなりがちな古民家の室内を、明るく上手に作品で表現ができていました。
わびさび
K.K.(兵庫県)
<応募者コメント>
兵庫県の舞子公園にある旧木下家住宅で撮影しました。涼しげな和室から眺めた庭園が美しかったです。

<審査員コメント>
古民家の特徴である「薄暗さ」をアクセントにして、緑豊かな庭園がしっかりと写真に収められていました。
静けさと涼しさが、まさにそこにいるかのように感じられる作品でした。
あゝ音が聞こえる
T k(東京都)
<応募者コメント>
最近は見なくなってしまった風鈴。日本の文化としての風鈴を古民家と共に撮りました。
この風鈴は奥まで続いているんだよということを表せられたら良いなと思います。

<審査員コメント>
古民家をメインに捉えるのではなく、風鈴を写真の中心に持ってき、注目している点が良かったです。
惜しむらくはテーマに沿った風景の割合を多くすべきだったかと思われます。
レトロモダン
とき(東京都)
<応募者コメント>
小金井公園の江戸東京たてもの園での一枚です。
ここは人通りがあまりなく物静かな風景でしたが、灯る明かりや中に見える家具など、かつて誰かが住んでいたことが連想されました。
また、タイルや格子模様、ガラスなどを使ったデザインに、他の建物にはない現代的な芸術を感じ、撮影しました。

<審査員コメント>
多くの方が持つ古民家の概念にとらわれず、和洋折衷の物件をセレクトした点が評価されました。
写真の雰囲気も明るすぎず、暗すぎずいい時間帯に撮影ができていました。
小学生部門受賞作品
ひいおばあちゃんの百年町家
ひーちゃん 3年生(長崎県)
<応募者コメント>
ひいおばあちゃんの町家は、大正時代にたてられて、今年で105年目です。
黒しっくいのかべと、こうし戸をかくのがとてもむずかしかったです。これからもずっと、この町家がのこってほしいと思って、絵をかきました。

<審査員コメント>
まず目を見張るのは格子戸の細やかさでした。
また、部分部分で色が若干異なるところも、よくモデルを観察している点として評価がされました。
町家を取り囲む壁もうまく遠近感を演出できています。
自然がいっぱい!笑顔がいっぱい!
みあん 6年生(三重県)
<応募者コメント>
障子を開けた時に、広がって見えた庭園をかきました。そこで子どもたちが楽しく遊んでいる様子をかきいれました。
岩の質感や木のボリュームにもこだわりました。

<審査員コメント>
障子の間から覗く明るい緑の使い方が非常に素晴らしかったです。
また、庭園内で遊ぶ子どもたちも細やかなタッチで描かれており、遠近感もしっかりと絵の中に取り込まれている作品です
夏の日のならまち
みいな 3年生(奈良県)
<応募者コメント>
ならまちのにぎわいの家をかきました。
ならまちの家には身がわりざるがつるしてあります。ちょうどシカがやってきたのでいっしょにシカもかきました。

<審査員コメント>
左に咲くアサガオ、右に歩く鹿がうまく描かれており、全体のバランスが非常に良い作品として評価されました。
もう少し、空の青さの割合を絵の中で高めると、より作品の壮大感が伝わったかもしれません。
まちのみんなをしあわせにるす玉井宮の輪
さな 4年生(岡山県)
<応募者コメント>
友だちと行って楽しかった夏まつり。
ちょうちんのあかりで光る神社がすてきで、家に帰って調べると岡山で一番歴史が古い輪くぐりの神社だとしりました。
昔からまちの人たちをしあわせにしてくれてるんだと思いこれからも大切にしていきたいと思います。

<審査員コメント>
神社のまわりの色使いが非常に素晴らしかったです。
夜の暗さの中で祭りの賑やかさをうまく表現していました。
神社への参道など、もう少し遠近感が出せるとぐっと作品のレベルも更に上がることでしょう。
夏祭り
まりん 1年生(鹿児島県)
<応募者コメント>
今年の夏に家族で行った、夏祭り。
これからも家族で行ける近所の夏祭りと松の木をのこしたい。

<審査員コメント>
様々な色を上手に組み合わせ、夏の賑やかさが表現されている作品です。
松の木の躍動感も上手に伝えられており、夏祭りの楽しさが伝わってきます。