最優秀賞(1点) ・ 金賞(1点) ・ 銀賞(2点) ・ 銅賞(5点) ・ 特別審査員賞(1点) ・ ジュニア部門賞(1点)
- 『私の田舎』
m_yuki(滋賀県)
【応募者コメント】
日本の原風景ともいえる茅葺きの建物が立ち並ぶ集落で撮影しました。
この写真を見るだけで、森のにおい、小鳥や昆虫の鳴き声、そして、人々の暮らしを想像させます。
今では、このような集落、風景が無くなりつつあるのが残念です。
この素朴で落ち着くこの風景が、後世に残されることを願っています
【審査員コメント】
高台から自分の生まれ育った集落を見ながらこの青年は何を思っているのだろう。
そんな風に感じる、まるで昭和の学園ドラマで中村雅俊が出てきそうなフレーズながら、眼下に広がる集落は茅葺の建物が残されており大切に維持管理されていることに驚きを感じる。
この集落が秘境のような存在になることなく、多くの若者が訪れる場所であり続けて欲しい。
- 『ガラス窓の中に見た春』
sakisaki(長野県)
【応募者コメント】
古民家のガラス窓に対岸のサクラの花が映りこんで、まったく別の新しいもう一つの春の風景を見せてくれました。
それがなんとも美しく、つくづく日本っていいなと感じてしまいます。
このような景観形成やそれを素敵だと感じさせてくれること、それが古民家の魅力の一つだと思います。
【審査員コメント】
水面に光る陽光と手前の純白に見える桜が春の温かな空気を表し、ガラス窓に映るピンク色の桜はまるで異次元の世界を写しているように見える。
桜の枝の揺れる音や、水のせせらぎの音が聞こえてきそうな動きを感じる構図ではないでしょうか。
- 『古民家に似合う花』
miku39(岐阜県)
【応募者コメント】
私の生まれ育った町には、懐かしい雰囲気に包まれた古き良き日本の姿があります。
ふと行きたくなる古い街並み。
伝統的な古民家には、私たちが学校で育てたヘブンリーブルーが最高に似合います。
【審査員コメント】
古民家の格子窓に日の光を受ける為に精一杯伸びた西洋種の朝顔に綺麗な花が咲いている。
昔どこの家にもあった日本の原風景が花が西洋種に変わったもののまだ残っている事に喜びを感じた。
- 『くつろげる場所』
ytkui(福井県)
【応募者コメント】
ここに座るとなぜか落ち着きます
【審査員コメント】
縁側は、人と人のコミニュニケーションを取る場所であり、「縁がある」という言葉の語源でもある。
縁側に腰を下ろしリラックスしている少女が何を見ているのか話しかけたくなるような写真。
- 『青空の下』
mkr356(北海道)
【応募者コメント】
涼しさ伝わる古民家。
町の一角、ここだけ異空間
【審査員コメント】
長く手入れを続けて来た建物であろう。洋館だが軒下の煉瓦積みなどが建てられた時代の古さを
醸し出している。手入れされた建物を観ると嬉しくなると共に、屋根の深緑と白壁のコントラストが住まれている方のセンスの良さを感じられる。
- 『宿場の面影』
inasan(岐阜県)
【応募者コメント】
宿場の歴史と面影を、町並みが次代へ伝える街 美江寺宿。
宿場としての歴史は、豊臣秀吉によって問屋場が設けられたことに始まる。
街道は「枡形」と呼ばれ、江戸時代とほぼ同じ形のままで残っている。
【審査員コメント】
アスファルトの道路を土に戻せばそのまま江戸時代にタイムスリップするような写真である。
昔の街並の活気や人の往来の音も感じれる。
- 『お囃子』
Kimitoboku(東京都)
【応募者コメント】
100年もの長い間続いてきた歴史のあるお祭りです。
毎年この太鼓の音を聞くと「あ、山車が来たな!」と心が踊ります!
【審査員コメント】
伝統あるお祭りは地域の人の気持ちをひとつにする。人々の服装は時代と共に変化するがその中で山車が変わらない事に伝統を感じれる。
写真を眺めてくると本当に太鼓の音が聞こえてきた気がした。
- 『木漏れ日』
cocoalate(兵庫県)
【応募者コメント】
木漏れ日は優しい気持ちになれて、本当に癒されます。
【審査員コメント】
静寂漂う寺院であろうか。床板の不陸が長い年月を感じさせ、木々の成長を見守って来たようである。
新緑から夏に掛けて撮影されたのであろうが、この場所はきっとさわやかな風が通り抜けるに違いない。
- 『雪降る日、田舎にて』
EITYAN(奈良県)
【応募者コメント】
ひさしぶりに、3年ほどぶりに雪が積もり、近くの民家に積もる雪を撮りました。
花なども雪をかぶっていて、「和」な感じがしました。
【審査員コメント】
3年ぶりの雪との事で、予想外の事であったのだろう。植木屋さんの店先の商品に雪が積もっている。
雪、新緑、夕立に紅葉四季のある日本を再発見するような写真。
- 『枠の内』
akai-yama(富山県)
【応募者コメント】
古民家の中に入らせてもらいました。
富山の大雪に耐えるための「枠の内(せいろ組み三段)」の部屋は、囲炉裏の煙が屋根裏まであがるように出来ていて、防虫効果があるそうです。昔の家ってすごい。
【特別審査員コメント】
驚きながら見上げている様子が、リアルに伝わってきます。
わたしも一緒に見上げたような気分になりました。
今の住宅、町並みから姿を消し、「過去」となったものを、「今」の子ども達がどう感じるのか。
その感じた深さが伝わるものを、今回、わたしは「いい写真」として選ばせて頂きました。
【特別審査員】
渕上 クリスティーナ 真由 氏
・ミスユニバースファイナリスト
・ワールドスーパーモデル・ジャパン公式フォトグラファー
・日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー
- 『お母さん実家』
kouta(岐阜県)
【応募者コメント】
お母さんの田舎は超田舎です。
春には桜がとてもきれいです。
【審査員コメント】
長年の風雨で錆びれたこの家はおばあちゃん達が暮らす家、お母さんが子どものの頃に育った家だそうか。
靄でかすむ家ははるか昔、お母さんの子どもの頃から変わっていないのだろうと思う。